美容師の開業と成功を支える戦略: Web予約制と プロフェッショナルな サポートの重要性
美容師の開業には多くの挑戦があります。 Web予約システムの導入、経理・税務の外部化、そして一貫したビジネスサポートが成功への鍵となります。
開業当初は、オーナーが施術業務に注力することが最も重要
山本さん、美容室を始めるときの最初の半年って大変でしたか?どのように乗り越えましたか?
それはね、中村くん。 私が一番大切にしたのは、自分が施術業務に100%集中することだったわ。 始めてきたお客様には必ず自分がカットしたり、パーマをかけたりしていたのよ。 新規来店の方のカウンセリングの時間も多めにとっていたわ。 実は、デッサンが得意だからカウンセリングでは髪と鉛筆でお客様とヘアスタイルのイメージを共有していたの。 業務時間中は施術に集中して、お客様に満足してもらえるように努めていたの。
それは賢明な選択だと思いますよ、山本さん。 開業する美容師の方の時間単価は、おおむね5000円から8,000円くらいだと思います。 それなのに、自分が得意でない経理や税務、管理業務のための時間が増えてしまうと、ビジネスとしては非効率ですからね。
そうですね、小松さん。 施術に全力を注げなければ、顧客に満足してもらえない。 そして、立ち上げ期に顧客を失うと、それを取り戻すのは本当に大変なの。
まさにその通りですね。 自身が施術業務に集中できる環境を整えることが、開業当初に成功するための重要な要素だと思います。
なるほど、初期には自分の得意な施術に注力し、それ以外の業務は得意な人に任せるというのが大切なんですね。 私もその心掛けを忘れずに、自分の美容室を開きたいと思います。
電話、メールやLineからの予約受付をやめて、(原則)Webからだけにする
そういえば、施術に集中するために、それ以外の業務をどうやって削減すれば良いんでしょう? 予約受付などはけっこう時間が取られそうだなと思っています。
なるほど、中村さん。 その悩み、良くわかります。 それなら、予約受付はWebからだけにするというのはどうでしょう?
Webだけですか? でも、それだとお客様が不便を感じるのではないですか?
初めてそれを聞いた時、私もそう思ったわ。 でも実際には、電話やメール、Lineでやりとりをしていると、施術中に電話を取るなんてこともあるの。 そうすると、お客様との大切な会話を中断しなければならなくなるのよ。 会話ってどんなにおもしろいことを話していても、中断されるとその流れが途切れてしまいつまらなくなるの。 音楽と同じでリズムが重要なの。 リズムが悪ければ居心地が悪くなり、お客様は次回来店しなくなるわ。 リズムが悪いDJのいるクラブに行きたいと思う? そんなことはないでしょう?
その通り、山本さん。 それに加えて、美容室専用のPOSレジアプリ「カッチブーン」のようなツールを利用すれば、予約を24時間自動で受け付け、指名や施術メニュー、スタイリストのスケジュールまで考慮してくれますよ。
私の美容室でもそのシステムを導入して、時間のコントロールがずっと楽になったわ。 お客様も自分の都合に合わせて予約できるから、実は便利なのよ。
なるほど、それならスムーズに施術に専念できそうですね。 そんな風に時間を有効に使う方法を知ることができて、本当に助かります。
不慣れな経理・税務業務は、それを得意とする税理士にお任せ
初めての確定申告が近づくと、何をどう準備すればいいのか全くわからない… 経理や税務、これらの不慣れな分野が難しいんです。
私も開業初年度はそうだったわ。 未経験の領域である経理や税務に手間取り、それがストレスになって、精神的にもリソースを奪っていたのよ。
そのストレスがあると、本来集中したい美容師の仕事にも影響が出る…それは辛いですね。
まさにその通り。 あなたの時間の価値は、一時間あたり5000円から8000円にも相当するわけです。 しかし、経理や税務にそれだけの時間を費やすのは、本当にもったいないですよね。
その視点は新しいですね… そうだ、自分の時間の価値を考えたことがありませんでした。
それなら、私たちに経理や税務業務をお任せください。 私たちはそれを得意としています。 あなたが集中したい本業に力を注げるよう、私たちがしっかりとサポートしますよ。
それだけじゃないんですか? 他にも何かサポートするのですか?
アプリの導入・運用支援も経理・税務業務の支援も一気通貫でサポート
実は私たちは、ビジネス全般のサポートを行います。 そこには、新しいテクノロジーの導入や運用のサポートも含まれますよ。
新しいテクノロジー? それって何ですか?
例えば、美容室専用のPOSレジアプリ「カッチブーン」の導入とその運用ですね。 ただ、それだけじゃないんです。 私たちはアプリを提供して、その後はお客様任せ...そんな半端なことはしません。
どういうことですか?
私たちはITと会計の専門家が手を組んでいます。 だからこそ、アプリの導入と経理・税務のサポートを一緒に行うことができるんです。 これにより、お客様が複数のパートナーとやり取りする手間を大幅に減らすことができます。
そうすると、コミュニケーションコストを削減できるってこと?
その通り。 そしてそれだけではありません。 我々は経営者視点でアプリの開発・保守を行い、経理・税務のサポートはもちろん、事業計画の策定や月次の資金繰り、さらには経営支援まで行います。
だからといって、具体的に何をするの?
美容室のオーナーと一緒に考え、お客様がWeb予約をしてから決済し、再来店・固定客となるまでのプロセスをどう改善できるか、それを一緒に考えます。 インスタグラムでの集客も含めて、お客様のビジネスを一緒に考えます。 それだけではなく、オーナーの創業時の夢や目標をどう実現するか、そのための具体的なアクションも提案します。 私たちはただのアプリ提供者や税理士事務所ではありません。我々は、お店の成功を共に追求するパートナーなんです。
脱税はダメ絶対
聞いたことがあるのですが。 現金売上って記帳しないで脱税する人もいるじゃないですか? Web予約制にしたらそんな方法使えなくなりますよね?
そういう話を耳にすることはありますね。 実際に現金商売をやっている方の中には、常習的に売上から除外することをやっている方もいるようです。 現金売上を記帳から見逃すという、まあ、簡単に言うと脱税ですよね。 でも、それは言うまでもなく、完全に論外の行為です。 自分の子供に誇りを持って伝えられる行為かどうか、それが大事ですよね。 脱税なんて、誰が誇れるでしょうか?
一度そういうやり方に手を出してしまうと、途中から正しくするのは難しそうですね。
その通りですね。 一度そういった手段に手を出してしまうと、抜け出すのは難しいと思います。 一度妥協すると、あとは妥協しかない人生です。 自分に嘘をつき続けてうまくいった人を私は知りません。 長期的に見て結局は自分が損をすることになります。 そんなレベルの低いことを考える暇があれば、 本業である施術に集中して技術を磨き、アシスタントやスタイリストを雇い、ビジネスを成長させることに注力したほうが良い結果を生むでしょう。
その通りですね!
はい、間違いありません。 結局のところ、経営者として資本を所有し、自分のビジネスを大きく育てることが最も重要なのです。 それこそが、資本主義社会で成功をつかむための鍵なんです。 独立するということは、従業員ではなくなります。そのことの意味合いを理解することが大切です。
~続く~