美容師開業 : 起業成功のポイント
起業家として成功するために必要な要素と、その過程で直面するであろう問題について、経験豊富な税理士が解説します。
独立・起業の動機とは

小松先生、山本先生、私が自分自身の美容室を開業したいと思ったきっかけは、一人一人のお客様に対して最適なスタイルを提供する自由を持ちたいからなんです。 それにはどのような準備が必要でしょうか?

中村さん、それは素晴らしい動機です。 自分の事業の方向性が明確にあることは、成功への大きな一歩です。 しかし、事業計画の作成、法律の理解、財務管理など、事前に準備すべきことは多いですよ。

私も小松さんに同意するわ。 そして、私たちはあなたの助けとなる経験と知識を持っている。 私の美容室の運営経験と、小松さんの経営・会計と税務の専門知識は、あなたの準備に役立つはずよ。
起業に成功するための重要な要素:好きで得意なことと社会からの需要

得意なこと、それが美容技術であれば、それだけで成功できると思いますか?

その技術が社会から求められるかどうか、それも重要です。 市場調査をしっかりと行って、自分の技術が必要とされるニーズがあるか確認することを忘れないでください。

その通り、中村さん。 美容師としてのスキルは必須だけど、その上で、どのようにお客様のニーズに応えるのか、 どのように差別化を図るのか、それを考えることが必要よ。
仕事に費やす時間と、そのための選択

起業すると、時間のほとんどが仕事に取られると聞きます。 そのような状況にどのように対処すればいいですか?

時間管理は起業家にとって重要なスキルですよ。 自分が何にどれだけの時間を使うべきか、それを自分自身で決められるのが起業の一部です。 そして、忘れないで欲しいのは、自分自身のための時間も大切にすることです。

私もそう思うわ、中村さん。 経営者として、多くの責任とタスクがあるけれど、自分自身の健康やウェルビーイングを維持することが、長期的に見て成功へと繋がるのよ。 人生は短距離走ではなく、長距離走です。
ビジョンや理念の形成

ビジョンや理念は、どのように形成すればいいのでしょうか?

理念は、自分が何を大切にし、何を達成したいと思うか、それが明確になると自然と生まれます。 そこに気づくものです。 それがあると、ビジネスの方向性が見えてきますよ。

私もそれに同感よ。 私のサロンの理念は、「お客さん一人ひとりを最高に美しくする」こと。 それが全てのスタッフの行動指針になっているわ。
起業のリスクと成功への道のり

起業にはリスクが伴うと思いますが、それにどう向き合えばいいのでしょうか?

リスクは避けられないものだけど、それを認識し、対策を立てることが大切ですよ。 そのためには、しっかりとしたビジネスプランが必要ですよ。

リスクは常につきまとうけれど、それを乗り越えるたびに自分自身が成長できると思うの。 だから、私はリスクを恐れずにチャレンジし続けてきたわ。
起業に必要な要素:「創業計画+情熱」

創業計画と情熱、両方必要ということですね。

その通りです! 創業計画は事業の方向性を示し、情熱はその計画を推進するエネルギーですよ。

私もそれに同感よ。理想を描き、その実現に向けて情熱を燃やす。 それが起業の醍醐味だと思うわ。
あなたの仕事が『重要な仕事だ』と考えましょう

ある美容師3人の話をご紹介しましょう。 3人の美容師が、「あなたたちは何をしているのですか?」と問われました。 最初の美容師は、「カットをしています」と答えました。 次の美容師は、「時給1,500円で働いているんです」と返答しました。 しかし、3人目の美容師は「私ですか? 私はお客様に自信と幸せを与え、世界を美しく変えているんです」と答えました。 最初の2人は単なる美容師で人生を終えました。 彼らにはビジョンが欠けており、仕事への自尊心も十分ではありませんでした。 大きな成功を生み出すための要素が欠けていたからです。 それに対して、3人目の美容師、世界を美しく変えるというビジョンを描いていた人は、ただの美容師で終わりませんでした。 彼(彼女)は自分の店を持つことになり、数年で自分のブランドを確立し、世の中の人をかわいく・きれいにしていきました。 なぜここまでできたのか。それは、その人の思考がそれを実現させたからです。 この3人目の美容師のように、自己発展の道を示すビジョンに自身の考えを合わせていることが大切です。 仕事に対する考え方こそが、その人の潜在能力を引き出す力となるからです。 「自分ができると思えばできるし、できないと思えばできない。これが絶対的な真理だ(ヘンリー・フォード)」 だからこそ、自分の仕事に対する認識を大きく持ち、自分自身を信じて毎日行動しましょう。
~続く~